DYNA2000iはタイミングカバー内に収まりますし、配線も電源とコイルだけと非常にシンプルなので、それだけでもカスタムで重宝します。(もちろんVOESとTACHも接続できますし)
でも、せっかくDYNA2000iを取り付けてあるのだからタイミングカーブをいじってみたい!そう思うようになってきました。
それにはまず、PCとダイナ2000iを接続する必要がありますが専用のプログラミングキットは結構なお値段です。某オンラインショップで18,500円。
ちょっといじってみたい。くらいじゃ私には手が出せない価格です。
そこで作成したのが上の画像のアダプタです。
自作感満載ですがちゃんと動きました(笑)
動作確認として、CurveMakerHD(D2KIプログラミングソフト)を使ってダウンロードしたDIAGデータが上の画像です。
エンジンのスタート回数、スロットルの開度別運転時間、回転数の分布や最高回転数などが記録されています。
私は最高でも3500回転しか回していませんでした。ええ、ヘタレです。
プログラミングソフト自体は、DYNATEK社のホームページから無料でダウンロードできます。
ちなみに、DYNAとの通信は車両につけたままで可能です。
簡単に接続できるように、私は車両側をUSB端子にしました。間違ってスマホを繋がないように。イグニッションオンで12Vがくるので壊れます。
PCとの接続テスト時の写真なので後できれいに収めようと思います。
コイル付近に収める予定です。
ここからはアダプタの作り方です。誰も作らないと思いますが。
まず、接続の詳細です。
【PC】 ---- (USB-RS232Cアダプタ) ---- 【RS232C-DYNAアダプタ】 ---- 【DYNA】
PCにRS232C(シリアルポート)がついていれば、()のアダプタは必要ありません。たぶん。
私のノートPCにはUSBしかなかったので、USB-RS232C変換アダプタを用意しました。アマゾンで1,000円しませんでした。
RS232C-DYNA変換アダプタはそのへんに転がっているNPNトランジスタ2つ、金皮抵抗4本とRS232C端子、USB端子で作れます。
アキバに行けば500円かからないと思います。
私はアキバから600km離れたド田舎なので足りないものはネットで買いました。
ネットで買ったとしても3,000円くらいでしょうか。
・トランジスタ 半導体不足のせいかあまりいいのがないですね。。そのへんに転がっていない人はどうぞ。
・抵抗セット いろいろ入っているので便利です。
・USB端子 USBじゃなくても、バイク用の4ピン端子でもいいと思います。
・RS232Cのコネクタ これの端子台を除去して使いました。
このコネクタ自体を車両側に直付けしてもいいと思います。
・ユニバーサル基板 適当なのでいいと思います。
・抵抗もトランジスタも揃ったセットを見つけました。
・こちらはブレッドボードも入っていてはんだ付けする前に動作確認できちゃいますね。
回路は以下の通りです。回路図が欲しい方はコメントいただければ差し上げます。
①送信側(PCから見て)
RS232CのTXをNPNトランジスタ2つと抵抗2つで12Vにレベルシフトし、DYNAのVIOLET(VOES)に接続する。
②受信側(PCから見て)
DYNAのGREEN(TACH)を1/2にレベルシフトし、RS232CのRXに接続する。
③それぞれのSIGNAL GNDを束ねる。
これだけです。ぜひ挑戦してみてください!
次回は、いよいよプログラム書き換えです。たぶん。
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